山本歯科|青葉台・藤が丘の歯科医院

診療案内

「患者さんの満足」にこだわった治療

クオリティ・オブ・ライフ(個人の人生の充実)ということばがあります。

私たちの治療によって患者さんが満足していただけたらとても幸せです。
しかし、満足とはどういうことでしょうか?とても難しいことです。患者さんが10人いれば、治療方法も10通り、いやそれ以上かもしれません。
私がよいと考える治療と、患者さんの望んでいる治療が違うこともあるからです。
少しでも患者さんの望んで来る治療に近づけるよう、二人三脚でご希望の治療をしていきたいと考えております。

治療を始める前にお口のことで不安に思っていること、気になること、治療に対するご希望など、どんな些細なことでも構いませんので、お話ください。その後、詳しい検査を行いお口の状態について分かりやすく説明いたします。
ご自身のお口の状態やむし歯、歯周病について知ってください。

きちんと納得して治療を受けていだくことはとても大切なことです。歯の損失等で咬み合わせにお悩みの方には咬合回復のための義歯、インプラント、口元を綺麗にしたいとご希望の方にはホワイトニングや審美歯科治療を行うなど、患者さんのご希望とライフスタイルに合わせた治療をアドバイスさせていただきます。

一般歯科

むし歯の治療

むし歯になる条件の1番目、「歯質」というのは歯並びや生まれ持った歯の歯質、歯の形などです。
2番目の「糖質」は砂糖などの糖分、「細菌」はむし歯の原因菌ミュータンス菌、3番目の「時間」はプラークが歯を溶かすまでに必要な時間で、1から3の条件が揃っている時間が長いほど、むし歯になる確率が高くなります。

この3つの条件が揃いにくい人、つまり、生まれつき歯が強くてあまり糖分を摂らない、口腔内の細菌が少ない、食事時間が決まっているため甘いものが入ってきても唾液の浄化作用でプラークができにくい人が、むし歯になりにくい人だとわかります。


  • CO:むし歯の始まり

    歯の表面がごく浅く溶けるむし歯の初期状態です。むし歯部分が白く濁ったり、歯の溝が茶色くなったりしますが、歯の再石灰化によって進行を食い止められる場合が多いので、努力次第で削らずに済みます。

  • C1:痛みを感じないむし歯

    エナメル質の部分だけのむし歯。痛みなどの自覚症状がないため、ついつい放っておきがちですが、この時点で治療すると痛みも少なく、短期間で治療が終わります。この段階での治療であれば予後もよく、ブラッシング指導や定期的な歯石の除去をおすすめします。

  • C2:冷たいものや風で歯がしみる

    エナメル質を越えて象牙質までむし歯が進行した状態です。冷たいもので歯がしみるなどの痛みが出始めます。象牙質は組織が軟らかいので、あっという間に神経まで進行してしまいます。冷たいもので歯がしみたら、一刻も早く歯医者さんへ!

  • C3:熱いもので歯がしみる

    むし歯が歯髄まで進行し、炎症を起こしているので、激しい痛みを感じます。ひどい痛みで夜寝られないことも…。ここまで進行すると神経をとることになります。神経をとると歯がもろくなり、歯の寿命が短くなります。

  • C4:むし歯の末期症状

    歯の根だけが残っている状態で、痛みは感じなくなります。神経が死んでしまったために痛みを感じないだけで、むし歯が治ったわけではありません。歯の根の先に膿がたまるので、治療が難しく治療期間も長期になります。神経の治療が不可能な場合は、抜歯しなくてはいけない場合もあります。
    できるだけ歯を抜かないためにも早めの受診をお願いいたします。

歯科麻酔について

「歯科麻酔は痛い!!」「痛いのはいやだ!」とお思いの方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。
治療上、どうしても歯科麻酔を行う必要がありますが、当医院ではできる限り痛みを少なくするために、表面麻酔剤の使用、最細の注射針や、電動麻酔注射など様々な工夫をしています。


初めて歯科治療を受けられるお子さんのご家族へ

初めて歯医者さんへ行った時のことを覚えていますか?

消毒のにおい、歯を削る時の「キーン」といった音、大人でさえ待合室ではいつ呼ばれるのか緊張しているのですから、お子さんの心中は穏やかであるはずがありません。

その緊張を少しでも和らげるため、そして歯医者さんは「怖いところじゃない」と思ってもらうためにはご家族の協力が大事です。
どうか歯科治療を行うお子さんを励ましてください。そして、治療が終わった後にはたくさん褒めてあげてください。

お子さんの歯科治療

  • 予防から始めることが大切

    乳歯(子供の歯)は永久歯(大人の歯)と同じ成分で出来ていますが、大きさ、厚さも永久歯より小さく、しかも薄いため、むし歯になればすぐ神経がおかされてしまいます。
    そうならないためにも、まず予防から始めることが大切です。

  • フッ素塗布

    フッ素とは小魚やわかめ、のり、魚介類などに多く含まれる歯を丈夫にする栄養素です。
    歯質を強くしたり、プラーク(歯垢)の働きの抑制、歯の修復を進めるなど、むし歯予防に効果があります。
    むし歯を予防する歯の萌出中、又は歯の萌出後に塗布するのが最も効果があり、歯の萌出が終わる13歳頃まで塗り続けるのが好ましいです。
    ただ、フッ素はむし歯の原因となるプラークを除去するのではなく、あくまで歯自体を丈夫にするサポーターですので、歯を磨いて綺麗にしてから塗布をします。日々の歯磨きも忘れないようにしましょう。

  • シーラント

    シーラントとは、むし歯になりやすい奥歯の溝などに樹脂をつめて、むし歯を予防する処置です。奥歯の溝は複雑な形をしているので、毎日の歯磨きでも磨き残しがでやすく、むし歯になりやすい歯です。
    シーラントは処置後40~70%のむし歯抑制率があると言われています。お子さんの歯の健康を守るために、7歳ぐらいまでシーラントで予防することをお薦めします。

予防歯科・歯周病治療

「治す医療」から「防ぐ医療」へ

むし歯になって痛みがでてきてから歯医者さんを受診する方がほとんどだと思います。
しかしむし歯ができて削ってしまった歯、歯周病で溶けてしまった顎の骨は完全には元に戻りません。歯科治療も「治す医療」から「防ぐ医療」に変わり、治療が必要になる前に、治療が終わった後も予防することがとても大切です。

予防歯科とは、その名の通り「歯や口腔内のリスクを予防する医療」です。
歯磨きでは落としきれないむし歯の原因となるミュータンス菌の膜(バイオフィルム)を落としたり、むし歯のなりやすさをチェックしたり、定期健診を行うなど様々です。

歯周病ってなに?

歯周病はプラーク(細菌の塊)によって炎症が起き、歯肉や歯を支えている骨(歯槽骨)などの歯周組織が破壊される病気です。自覚症状なく進行し放っておくと、歯がグラグラして抜け落ちてしまいます。 成人では歯を失う最大の原因です。
最近では糖尿病や心臓血管疾患、呼吸器疾患(誤嚥性肺炎)、早産、低体重児出産など、全身との関連があることがわかってきました。

歯周病は予防することで十分防げる疾患です。いつまでもご自分の歯で食事や会話を楽しめるよう今から予防を始めましょう。

歯周病のセルフチェック

歯周病の原因

歯周病の進行

歯周病検査

  • 最初に歯周検査をしてその後の治療計画を立てる

    歯周病治療は、腫れ・出血・痛みなどの歯周病の症状がある場合は、まず症状を抑えるための処置をしますが、そうでなければ、最初に歯周検査をしてその後の治療計画を立てることから始めます。
    炎症を起こしている部位や汚れの付着しやすい箇所など口の中の状態を知ることで、その後の治療やプラークコントロールをより効率の良い効果的なものになるからです。

  • 歯周ポケット

    歯と歯ぐきの間の溝の深さを測定します。
    ・深さ2mm以内なら健康な歯茎
    ・3~5mmなら中程度の歯周病
    ・6mm以上なら重度の歯周病と診断されます。

  • 歯の動揺度

    ピンセットで歯を揺らしてグラグラしていないか検査します。
    ぐらつきが大きい場合は、歯周病によって歯槽骨(歯を支える骨)が吸収されていることが考えられます。

  • 歯ぐきの状態

    歯ぐきの色や腫れ、出血の有無をチェックします。
    健康な歯ぐきはきれいなピンク色で引き締まっていますが、炎症が起きると赤みを帯び、ブヨブヨしています。

  • 顎の骨の状態

    歯の動揺が大きく歯槽骨(歯を支える骨)の吸収が考えられる場合など、場合によってはレントゲン撮影を行いますが、更に詳しい検査が必要なこともあります。

歯周病と全身の関わり

歯周病の予防

ご家庭でのセルフケア

・歯みがき
・生活習慣の改善


歯科医院での専門的なケア

歯みがき指導
・生活習慣の改善
・歯石除去
・歯垢除去
・専門家による歯面清掃
・定期的な歯科健診

ブラッシング指導

知っているようで知らないブラッシング法。毎日朝・昼・晩ときちんと歯磨きをしていても「磨いている」と「磨けている」では大きな差があります。
歯の表面はもちろん、歯と歯の間、奥歯の裏や噛み合せ面はきちんと磨けていますか?
ブラッシングをしていてもむし歯が絶えないという方は、是非一度歯ブラシの選び方やブラッシングの指導を受けることをお勧めします。

歯ブラシの選び方やブラッシングの指導を受けていただくことは、むし歯の早期発見だけでなく、今後増え続ける歯周病に対してもとても大事です。歯石の除去とともにブラッシングの方法もマスターしてお口の健康を守っていただきたいと思います。

ブラシでは磨きにくい歯間も、デンタルフロスや歯間ブラシなどを使って効果的なプラークコントロールをしましょう。歯磨き後にはデンタルリンスやデンタルコンディショナーなどを使用すると更に効果的なむし歯・歯周病予防ができます。


口腔内写真撮影検査

普段は見る事のできないお口の中を撮影し、歯石やむし歯、詰め物などのお口の状況をご覧いただけます。
細部まで検査致しますので、見えにくい個所にあったむし歯の早期発見にもつながります。
また、治療説明だけでは分かりにくいことも、お口の中をご自身の目で確認していただくことで、分かりやすくご説明致します。

045-973-4618
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